現代社会には、多くの経済データが存在します。株価、為替レートなど、少しテレビやインターネットを見るだけでも、たくさんのデータを見ることができます。これらのデータを適切に分析するためには、統計学の知識が必要になります。経済統計とは、このように経済データに統計学を応用する分野です。
統計学を用いて経済を分析する「計量経済学」
統計学を用いて経済を分析する学問は、計量経済学と呼ばれています。私は、計量経済学の手法を用い、様々なデータを分析するための方法を研究しています。計量経済学では一般的によく用いられる方法がありますが、この方法に手を加える、あるいは別の方法を応用することにより、分析の精度や結果にどのような影響があるかということを研究しています。
香港で行われた国際会議で報告
一般的な傾向は?
- ●主な業種は→メーカー・金融業
- ●主な職種は→公務員
分野はどう活かされる?
近年、データ分析は色々な分野で活用され、官公庁・民間企業でもEBPM, EBDM(証拠に基づく政策立案・意思決定)を行うために分析が行われています。
ビッグデータ、機械学習という言葉をよく耳にするようになり、誰でもがChatGPTやGemini をはじめとするデータ分析の成果の恩恵を受けられるようになりました。経済学においても経済データを分析することは非常に重要なトピックの一つです。ぜひ皆さんもデータ分析の手法に触れてみてください。
神戸大学経済学部には非常に多くのスタッフが所属しており、様々な分野でのデータ分析の応用について学ぶことができます。

