河合塾グループ 河合塾

生き物って、いのちを守るって

生命とは？物質か！　サイエンスを知れば百考して危うからず

和田昭允

物理を用いて生命を研究する「生物物理学」を切り開いた和田先生の著書。世界で初めてヒトゲノムの大規模解析を唱えた研究者でもある。本の中では、第1部では生命について...

生命とは何か　物理的にみた生細胞

シュレーディンガー

「私たちが『生きている』とはどういうことか？」という素朴で根本的な疑問に、物理学者が科学のことばで答えようとしています。今から80年近くも前に、思考実験でここま...

新しい薬をどう創るか

京都大学大学院薬学研究科：編

医薬品は、有機化学・物理化学・生物化学・薬理学・薬剤・製剤学など、幅広く深い知識を総合的に駆使して開発される。本書は、「健康と病気」から「薬のデザイン・合成」「...

これでナットク!　植物の謎　植木屋さんも知らないたくましいその生き方

日本植物生理学会：編

植物って解明されていない現象がまだたくさんある。大きな特徴である光合成以外にも、花が咲く仕組み、葉がさまざまな形態になる仕組み、動くことのできない植物がその環境...

パラサイト・イヴ

瀬名秀明

宿主細胞にATPを供給している共生体のミトコンドリアが、もし宿主（ヒト）の支配を企んだら…？　というSF小説です。薬学系の大学院生だった著者が経験に基づいて執筆...

疫病と世界史

ウィリアム・H.マクニール

著者はカナダ出身の歴史家。代表的著作に「世界史」がある。それに対しこの本は、世界の文明の興亡を疫病という視点で捉え直ししている。上巻は狩猟の時代から紀元1200...

行動はどこまで遺伝するか　遺伝子・脳・生命の探求

山元大輔

人間の論理的な思考だけでなく、本能行動、感情的な行動、欲望に突き動かされた行動など情動的な営みさえも、脳科学、DNA、分子遺伝学で解き明かす時代になった。この本...

進化しすぎた脳　中高生と語る「大脳生理学」の最前線

池谷裕二

中高生との対話から見た大脳生理学がまとめられており、高校生が神経科学を学ぶにあたり、導入としてわかりやすく適している。記憶や意識、脳の解釈など脳の力などについて...

生き物たちの情報戦略　生存をかけた静かなる戦い

針山孝彦

生体分子（分子生物学、化学、物理）、細胞（生物）、動物個体の行動パターン（動物行動学）、さらには地球環境との関わり（地球物理学）までもカバーし、著者の経験、研究...

生物と無生物のあいだ

福岡伸一

生物と無生物との境界はまだ解明されていないが、この境界をミステリー仕立てで追求し、非常に読みやすく、わかりやすい本だ。特に、動的平衡とは、体の細胞を構成するタン...

生命のセントラルドグマ　ＲＮＡがおりなす分子生物学の中心教義

武村政春

遺伝子(DNA)からタンパク質がつくられる過程、セントラルドグマは複雑だ。DNAは設計図、タンパク質は設計図に基づいて作られた製品にたとえられることが多いが、設...

有機化学美術館へようこそ　分子の世界の造形とドラマ

佐藤健太郎

医薬品や機能性分子を作り出す難しさと共に、その有用性や可能性、魅力等が分かりやすく紹介されている。決して肉眼では見ることのできない分子にも、我々と同じように様々...

ナノ粒子のはなし

小石眞純、石井文由

ナノ粒子とは、物質をナノメートルのサイズの粒子にしたもので、その特性から医薬品や化粧品など様々な分野で研究・利用が進められている。しかし、実際の形や性質について...

細胞性粘菌のサバイバル　環境ストレスへの巧みな応答

漆原秀子

細胞性粘菌とは、普段はアメーバのように自由に動き回る単細胞生物でありながら、餌がなくなると、単細胞が集合した多細胞生物のようにふるまうという不思議な微生物だ。研...

若い研究者へ遺すメッセージ　小さな小さなクローディン発見物語

月田承一郎

細胞同士の接着に関わる分子クローディンの発見者でもある月田承一郎氏が残した著書。細胞生物学者としての生き様や信念を感じる名著です。サイエンスに真摯に取り組む姿勢...

心と遺伝子

山元大輔

睡眠、恋愛、子育てなどのさまざまな行動が、遺伝子によりどのように制御されているかを俯瞰することができる。内容はやや専門的で難しい部分があるかもしれないが、ヒトの...

新・細胞を読む　「超」顕微鏡で見る生命の姿

山科正平

私たちの身体は細胞でできている。細胞にはそれぞれ個性があり、形も働きも大きく違う。ヒトを含めた動物の身体づくりと各臓器の働きを理解するには、まず、それぞれの細胞...

新薬スタチンの発見　コレステロールに挑む

遠藤章

日本で発見され、世界に誇る医薬品の一つとなったスタチンという血液のコレステロールを下げる化合物がある。その発見から医薬品になるまでの経緯が、開発の当事者の視点か...

人はなぜ太るのか　肥満を科学する

岡田正彦

肥満によるメタボリックシンドロームという健康への悪影響がよく知られている。最新の疫学調査のデータをもとに、肥満の起こる仕組み、食事、引き起こされる病気、遺伝的素...

川崎病は、いま　聞き書き川崎富作

細川静雄、原信田実

「川崎病」は、手足の指先から皮膚がむける症状を伴う小児の病気で、小児科の医師・川崎富作によって発見された。勤務する中で、川崎氏は従来の小児科の教科書に載っていな...
河合塾グループサイトのご案内
みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ