化学系の本

ケミストを魅了した元素と周期表

化学同人編集部:編

物質は全て元素からできていて、元素は周期律に従った性質を持つ。その元素と周期表について、研究者たちが語る。ノーベル化学賞授業の鈴木章先生が有機ホウ素化合物を、光触媒の第一人者、東京理科大学学長の藤嶋昭先生が酸化チタンを語る。他にも、「相棒元素」との出会い、「元素」から見る科学最前線、118の元素発見物語など話題満載。 (月刊『化学』/別冊化学/化学同人)



一家に1枚周期表

「自然も暮らしもすべて元素記号で書かれている」がキャッチフレーズの周期表。身近な元素(アルミホイル、骨=カルシウム)や科学技術を担う元素(ケイ素の太陽電池、ガリウムの青色発光ダイオード)など、元素の用途や性質が一目でわかる楽しいポスターだ。文部科学省のサイトからダウンロードしよう。 (文部科学省)
http://stw.mext.go.jp/series.html



マンガでわかる有機化学 結合と反応のふしぎから環境にやさしい化合物まで

齋藤勝裕

高分子化学に特化した書籍類は専門書が大半であり、高校生諸君が読む本としては専門的すぎることが多い。本書は高分子化学の基礎的な部分を含む有機化学全般を、マンガでわかりやすく解説。有機化学は高分子化学を理解する上で必要である。その上で、本書の後半にある高分子化合物の単元を読むとより理解が深まるだろう。 (サイエンス・アイ新書)



バイオセンサーのはなし

軽部征夫

バイオセンサーは、生体の分子識別機能を利用して化学物質を計測するもので、様々な分野で活用されてきている。血糖値センサー、免疫センサーなどバイオセンサーの研究領域は急速に広がっており、さらには環境、食品の分野へも拡大している。本書はバイオセンサーの研究を進める上で根本的な技術について概説、原理の理解につながる。この本をまとめた軽部征夫先生はバイオセンサーの第一人者。学長を務める東京工科大学はバイオセンサーの拠点であり、その先生方が中心に執筆している。 (日刊工業新聞社)



永久運動の夢

アーサー・オードヒューム

身の回りにあふれている熱エネルギー、例えば、室温の空気がもっている熱。ここから動力を得るべく、苦闘した人たちの物語が描かれている。結局そのような装置は不可能であると諦めその後の科学技術が発展するが、新しい概念や技術が生まれるまでに、人がどのような悲喜交々の努力を展開するかを教えてくれる。物質、熱の移動、化学反応などの組み合わせで動く装置について、その装置に投入するエネルギー、生み出すエネルギーそれぞれの量を見積もり、産出量の方が大きくなるようにする。この思考は、化工物性・移動操作・単位操作の学問領域の分野である。 (高田紀代志:訳、中島秀人:訳/筑摩書房)



「機能性プラスチック」のキホン

桑嶋幹、久保敬次

代表的な高分子であるプラスチックは生活に密着した材料だが、そのプラスチックの基本がわかる。目的や用途に応じて必要な性質や機能を付与できる、進化したプラスチックの有用性や、機能性プラスチックの具体的な例が紹介されている。 (SBクリエイティブ)



「薄膜」のキホン

麻蒔立男

原子の厚さの膜を何層も重ねる「薄膜」。物質に薄膜を付けることで、美しさが増したり、電気を通したり、光を反射したりといろいろな機能が付加される。とりわけディスプレイやトランジスタは、半導体、金属、絶縁体の薄膜からできており、薄膜技術はなくてはならない技術だ。その膜の作り方から性質までがわかりやすく記載されている。 (Si新書)



透明金属が拓く驚異の世界 不可能に挑むナノテクノロジーの錬金術

細野秀雄、神谷利夫

携帯電話や液晶テレビのディスプレイになくてはならない透明金属の不思議に迫る。透明な半導体であるIGZOは、半導体の分野としては研究発表から実用化まで、比較的早く展開した例だ。この本は、その成り立ち、発展、基礎から応用まで知ることが知ることができる。著者の東京工業大学の細野秀雄先生がその開発のリーダーを務めてきた。 (サイエンス・アイ新書)



トコトンやさしい触媒の本

触媒学会:編

私たちのくらしの中では触媒材料がいたるところで働いているが、「これが触媒だ!」とはっきりと目にふれることはあまりないのが現実だ。触媒は、「縁の下の力持ち」の機能性材料だ。触媒がないと豊かな私たちのくらしは維持できない。本書は、触媒とは何かについて、平易に解説。触媒の機能性について,身近な例をあげて具体的に紹介している。 (日刊工業新聞社)



からだと化学物質 カフェインのこわさを知ってますか?

John Emsley、Peter Fell

コーヒーや食品添加物は体の中でどのような作用をするのか。食中毒やアレルギーはどのように起こるのか。摂取量によっては、安全な食品も害になる。食品中の化学物質が、身体の中でどのような作用をするか理解できる。 (渡辺正:訳/丸善出版)


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