化工物性・移動操作・単位操作

実際の化学工業の過程で、まず材料の化学物質の性質を、次に熱の移動など化学装置での反応を、さらに生成物の分離・生成を調べ、各プロセス単位を組み合わせ高効率な製造プロセスを作る

化学反応   イオン交換   粉粒体   触媒・化学プロセス   二酸化炭素の排出抑制

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研究をリードする大学

大学詳細

広島大学

工学部 第三類(応用化学・生物工学・化学工学系) 化学工学プログラム
【 主な研究者 】
福井国博 木原伸一 滝嶌繁樹 島田学 都留稔了

京都大学

工学部 工業化学科 化学プロセス工学コース
【 主な研究者 】
佐野紀彰 宮原稔 松坂修二 長嶺信輔 河瀬元明

東北大学

工学部 化学・バイオ工学科 化学工学コース
【 主な研究者 】
塚田隆夫 猪股宏 青木秀之

神戸大学

工学部 応用化学科
【 主な研究者 】
菰田悦之 鈴木洋 丸山達生 大村直人 松山秀人

金沢大学

理工学域 フロンティア工学類
【 主な研究者 】
大谷吉生 瀬戸章文
理工学域 自然システム学類 物質循環工学コース
【 主な研究者 】
田村和弘

大阪大学

基礎工学部 化学応用科学科 化学工学コース
【 主な研究者 】
馬越大 岡野泰則

九州大学

工学部 物質科学工学科 化学プロセス・生命工学コース
【 主な研究者 】
岩井芳夫 梶原稔尚 深井潤
工学部 物質科学工学科 応用化学コース
【 主な研究者 】
後藤雅宏

東京工業大学

物質理工学院 応用化学系
【 主な研究者 】
下山裕介

岡山大学

工学部 化学生命系学科
【 主な研究者 】
小野努 石田尚之 今村維克
環境理工学部 環境物質工学科
【 主な研究者 】
島内寿徳

工学院大学

先進工学部 環境化学科
【 主な研究者 】
並木則和 赤松憲樹

その他の優れた大学

大学詳細

宮崎大学

工学部 環境応用化学科

【分離工学】 再生可能資源を用いた分離技術の開発。


海外で学ぶなら

大学詳細

California Institute of Technology/カリフォルニア工科大学(米)

主な研究者

研究者詳細

木原伸一

広島大学
工学部 第三類(応用化学・生物工学・化学工学系) 化学工学プログラム/工学研究科 化学工学専攻
【高分子レオロジー】 高分子ポリマーにナノサイズの粒子を練りこみ、複合材料を作る高密度のナノ発泡技術を開発。ナノコンポジット化と呼ばれるこの技術は、様々な物質の性質が飛躍的に向上させる。ナノ発砲させた気泡で金属をコーティング、従来と視点の違う方法を提案。

前田光治

兵庫県立大学
工学部 応用化学工学科 化学工学コース/工学研究科 化学工学専攻
【化学工学、分離工学、晶析工学】 化学的な方法を用いて人工的に結晶材料をつくる晶析技術を駆使し、結晶をコントロールできる技術開発を行う。溶液に溶けている有用な物質を結晶として取り出す晶析は容易ではないが、それによって高速で充電できる安価な電池などの開発につなげる。

塩井章久

同志社大学
理工学部 化学システム創成工学科/理工学研究科 応用化学専攻
【非線形・非平衡で機能する化学システム、生命的な化学システムの創成】 人工的な物質を用いて、生命的な性質を示す化学システムを作る研究。水と油の界面や、固体壁との接触線が、化学反応により動き出すことがある。そのような生命的な動きが現れる原因を解明し、界面の新しい性質を見つける。細胞膜のような機能を持った界面の研究に発展する可能性へ道を拓く。

松本道明

同志社大学
理工学部 化学システム創成工学科/理工学研究科 応用化学専攻
【分離工学】 イオン液体という、常温で液体である化学物質を用い、新規で経済性のある化学物質の分離回収プロセスを作る研究。そのメリットは、常温で液体であるがゆえに、非加熱で分離する化学反応場として利用できること。生体材料のアミノ酸などを分離・生成が可能になった。

長尾大輔

東北大学
工学部 化学・バイオ工学科 化学工学コース/工学研究科 化学工学専攻

下山裕介

東京工業大学
物質理工学院 応用化学系

瀧健太郎

金沢大学
理工学域 機械工学類/自然科学研究科 自然システム学専攻

春木将司

金沢大学
理工学域 機械工学類 エネルギー環境コース/自然科学研究科 機械科学専攻

山本量一

京都大学
工学部 工業化学科 化学プロセス工学コース/工学研究科 化学工学専攻

谷口貴志

京都大学
工学部 工業化学科 化学プロセス工学コース/工学研究科 化学工学専攻

日出間るり

神戸大学
工学部 応用化学科/工学研究科 応用化学専攻

荻崇

広島大学
工学部 第三類(応用化学・生物工学・化学工学系) 化学工学プログラム/工学研究科 化学工学専攻

名嘉山祥也

九州大学
工学部 物質科学工学科 化学プロセス・生命工学コース/工学府 物質プロセス工学専攻

野田優

早稲田大学
先進理工学部 応用化学科/先進理工学研究科 応用化学専攻

阿尻雅文

東北大学
工学部 化学・バイオ工学科 化学工学コース/工学研究科 化学工学専攻/材料科学高等研究所
【反応工学・プロセスシステム、化工物性・移動操作・単位操作、エネルギー学】 気体と液体の区別がつかない超臨界水を反応溶媒とするバイオマス変換、ケミカルリサイクル、有機合成研究などを行う。テーマは多様性が高く、最近では、有機分子、無機材料がナノメートルスケールで融合した超ハイブリッドナノ粒子を創製している。

興味がわいたら

はじめて学ぶ化学工学

草壁克己、外輪健一郎

化学工学は化学物質を効率的に製造するための学問分野。例えば、単純に混ぜるプロセスでも、世の中には簡単には混ぜることができないものが多く、それを大量に作ることは簡単でなく、どのように混ぜるとよいかは、料理のレシピと同じでそれなりに方法論があり、それをひとつひとつ極めていくのが化学工学の研究である。本書は、そうした化学工学の基礎を解説。例示が豊富で身近であるため、イメージがつきにくいとされる化学工学の分野をより身近にわかりやすく感じられるだろう。 (丸善出版)


ジャック・ウェルチ わが経営

ジャック・ウェルチ、ジョン・A・バーン

アメリカのゼネラル・エレクトリック社を世界最強の企業に育て上げ、20世紀最強の経営者と呼ばれたジャック・ウェルチによる自叙伝。特に上巻では、化学工学を学ぶことと、それを会社でどのように役立てていくかを、経営者の立場で書いている。化学工学を学ぶ者は、物事を多角的にみる必要があることが伝わるだろう。 (宮本喜一:訳/日経ビジネス人文庫)


永久運動の夢

アーサー・オードヒューム

身の回りにあふれている熱エネルギー、例えば、室温の空気がもっている熱。ここから動力を得るべく、苦闘した人たちの物語が描かれている。結局そのような装置は不可能であると諦めその後の科学技術が発展するが、新しい概念や技術が生まれるまでに、人がどのような悲喜交々の努力を展開するかを教えてくれる。物質、熱の移動、化学反応などの組み合わせで動く装置について、その装置に投入するエネルギー、生み出すエネルギーそれぞれの量を見積もり、産出量の方が大きくなるようにする。この思考は、化工物性・移動操作・単位操作の学問領域の分野である。 (高田紀代志:訳、中島秀人:訳/筑摩書房)


歴史は「べき乗則」で動く

マーク・ブキャナン

「べき乗則」は、自然現象、社会現象を説明づける究極の物理法則とも言われる。物質や熱、エネルギーの移動をともなうシステムは、時間と共に変化していくが、システムの挙動には、そこに使われている物質の種類によらない共通性が存在する。エネルギーの流れの中にある状態を非平衡というが、この本は非平衡系の面白さを、「大地震予知がなぜ不可能なのか」「金融恐慌がなぜ予測できないのか」といった、身近な題材で教えてくれる。 (水谷淳:訳/早川書房)