黛まどか
両親や自身の病気もあって四国遍路に出た筆者は、先祖だけでなく知人や震災の犠牲者の供養をしながら歩き続けた。「巡礼」というより「修行」に近い、幾多の困難を経て、不思議な出会いが重なり合い、「奇跡」と呼ぶのにふさわしい結末を迎える。出会った人々の人生に向き合い、自らを見つめ直す筆者の真摯な姿勢が感動を生む。親しみやすい語り口は、随筆や吟行集として読んでも楽しめるが、かつてスペイン・サンティアゴ巡礼も経験している筆者の思考は、巡礼論・文化論・人生論へと達する。本書を通し、世界遺産を目指す四国遍路の歴史や特徴、その現状や課題についても知ることができる。 (中公新書ラクレ)
ヤン・マーテル
平田オリザ
美内すずえ
マイケル・サンデル
羽生善治
リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット
サン=テグジュペリ
広中平祐
谷川俊太郎
吉田尚記、石川善樹
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羽海野チカ
ミヒャエル・エンデ
三浦綾子
R.P.ファインマン
大隅典子、大島まり、 山本佳世子
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向井万起男
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佐々木潤之介
国立歴史民俗博物館:編
司馬遼太郎
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